公開:2021年9月28日

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IBDとは

炎症性腸疾患のことで、一般的には潰瘍性大腸炎とクローン病のことを指しています。

医療費の公費助成

IBDに対する公費助成

潰瘍性大腸炎とクローン病はどちらも、厚生労働大臣が定める「指定難病」です。指定難病に対しては「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」に基づき、医療費の公費助成制度が設けられています。医療費助成の対象となるのは、原則として「指定難病」の診断を受けた患者さんのなかで、病状の程度が一定以上の人です。

公費助成を受けるには、都道府県・指定都市の窓口(主に地域の保健所)で所定の手続きを行い「認定」を受ける必要があります。認定された患者さんには、「特定医療費(指定難病)医療受給者証」が交付されます。

◯申請方法
医療受給者証の交付申請には、次のような書類が必要になります。ただし、お住まいの地域によって必要書類が異なる場合がありますので、詳しくは都道府県・指定都市の窓口にお問い合わせください。

上記のうち、特定医療費の支給認定申請書は、都道府県・指定都市の窓口やホームページなどで入手可能です。また、診断書(臨床調査個人票)は、難病指定医を受診して交付を受けることになります。お住まいの都道府県・指定都市の窓口などで、難病指定医がいる病院や診療所をご確認ください。

◯申請後の流れ
申請書類に基づき、都道府県・指定都市による審査が行われます。審査の結果、支給が認定されると、医療受給者証が交付されます。申請から交付までの期間は約3カ月です。その間、限度額を超えて支払った医療費については、後で払い戻し請求をすることができます。

◯医療受給者証の利用
病院・診療所、薬局、訪問看護ステーションなどを利用する際に医療受給者証を提示することで、医療費の公費助成を受けることができます。ただし、公費助成の対象になる医療機関は、原則として都道府県・指定都市の指定する指定医療機関に限られますので、注意が必要です。

◯更新申請
医療受給者証の有効期間は原則1年間(※)です。有効期間後も治療継続が必要な場合には、更新申請手続きを行う必要があります。
※新型コロナウイルスの影響で、2020年3月1日から2021年2月28日までの間に有効期間が満了する患者さんについては、1年間期間が延長されます。

◯自己負担上限額
通常、医療費等の3割を自己負担している患者さんでも、公費助成を受けることで、潰瘍性大腸炎やクローン病の医療費については負担割合が2割になります(※)。また、患者さんの支給認定世帯(同じ医療保険に加入している人の範囲)の収入に応じて、1カ月あたりの自己負担上限額(下表参照)が定められており、この上限額を超えた自己負担額については、全額助成されます。
※すでに1割負担・2割負担の適用を受けている患者さんの場合、負担割合に変更はありません。

(2020年9月時点)

「高額かつ長期」とは、月ごとの医療費の総額が5万円を超える月が年間6回以上ある方が該当します。

なお、世帯内に2人以上の対象患者さんがいる場合には、負担上限額を按分することもできますので、詳しく知りたい方は、都道府県・指定都市の窓口にご相談ください。