IBDとは About IBD
プライバシーマーク

IBDとは?

特定医療費受給者証とは

医療費の公費助成

潰瘍性大腸炎もクローン病も、「特定疾患治療研究事業」という厚生労働省の難病対策事業の対象疾患に指定されています。お住まいの地域の保健所に所定の手続きを行い、認定されると、治療にかかる医療費自己負担(保険診療)の公費助成を受けることができます。ただし、公費助成が受けられる医療機関は、各都道府県の知事から指定を受けた医療機関に限られます。

■自己負担限度額

患者さんの医療費自己負担費(保険診療分)は、支給認定世帯(同じ医療保険に加入している人の範囲)の収入に応じて、1カ月あたりの限度額が定められています。収入は市町村民税をもとに算定されます。

平成27年1月1日より、月額自己負担上限額の算定方法が変更になりました。ただし、すでに「特定疾患医療受給者証」をおもちの方が、平成26年12月26日までに新制度の申請をして、承認された場合は、「既認定者」として、3年間の経過措置(平成27年1月1日から平成29年12月31日まで)が適用されます。経過措置終了後は、原則の適用となります。

「高額かつ長期」とは、月ごとの医療費の総額が5万円を超える月が、年間6回以上ある方が該当します。

世帯内に2人以上の対象患者さんがいる場合は、世帯の負担が増えすぎないように、自己負担上限額を按分することが可能ですので、最寄りの保健所に相談してください。

■申請方法

特定医療費受給者証の交付を受けるためには、お住まいの地域の保健所で必要書類を入手し、手続きを行う必要があります。申請に必要な書類は次のものになります。各都道府県によって、申請に必要な書類が異なる場合がありますので、保健所で必要書類を入手するときに確認してください。

申請をすると、審査・認定を経て、「特定医療費受給者証」が交付されます。医療機関や薬局、訪問看護事業所を利用する際には、「特定医療費受給者証」と「保険証」を提示することになります。ただし、都道府県知事が指定した医療機関等以外の施設を利用した場合は、助成の対象にはなりません。

申請が受理された後、「特定医療費受給者証」を受け取るまでには時間がかかります。その間、限度額を超えて支払った医療費自己負担分については、後に保健所で手続きをすることで、払い戻しされます。その際には、領収書が必要になりますので、保管しておいてください。

■更新申請

特定医療費受給者証の有効期間は1年間となっており、有効期間終了時には、更新申請の手続きが必要です。

身体障害者手帳

身体障害者手帳は、身体障害者福祉法が規定する身体障害があることを確認し認定された場合、交付されます。各種の福祉サービスを受ける際に必要となるものです。

IBDの患者さんの場合、たとえばストーマ(人工肛門)にする必要があり、造設した場合や、クローン病が原因で小腸機能の著しい低下が認められ、通常の経口摂取では栄養維持が困難になった場合も、身体障害者手帳を申請することができます。ただし、身体障害者手帳は、その障害が永続することを前提とした制度であるため、病気の治療に伴った一時的なストーマの造設などについては、障害が永続しないと考え、認定の対象とならないことがあります。

認定後は、ストーマ用装具の給付などのサービスを受けることができます。そのほか、障害の程度によっては、税の控除や公共交通機関の運賃割引などのサービスが受けられますが、サービス内容は、障害の程度や市町村によっても異なりますので、お住まいの地域の障害福祉担当窓口にお問い合わせください。

■申請方法

身体者障害手帳を申請するには、お住まいの地域の障害福祉担当窓口で必要書類を入手し、手続きを行います。市町村の障害福祉担当窓口に提出してください。

身体障害者診断書の作成は、「身体障害者福祉法第15条の指定」を受けている医師に依頼する必要があります。主治医が指定医ではない場合は、市町村の障害福祉担当窓口に問い合わせ、指定医を紹介してもらいましょう。

障害年金

IBDによって何らかの障害を抱えてしまった場合、一定の受給要件を満たせば、障害の程度に応じて、厚生年金や国民年金から障害年金を受給することができます。年金は本来、収入が減りがちな老後に備える所得補償の一種です。しかし、何らかの病気によって障害を抱えるようになってしまった人にも現金を給付できることになっています。

初めて医師の診察を受けたときから数えて1年6カ月以上経過したとき(障害認定日)、障害を抱えた状態であることが認定の条件になります。IBDの患者さんの場合、ストーマを造設して、症状が固定し、これ以上の治療が期待できなくなった場合などに認定条件を満たす可能性があります。

■申請方法

申請には、以下の書類を用意して、各地の年金事務所に提出してください。